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間違ってはいない。

テレビを見てるとたまに実写かCGかホントに解らないときも出てくるようになった。技術の進歩は偉大だ。僕が最初にCGに明確な感動を覚えたのは、『ターミネーター2』でT-1000とかいう敵が身体を液体金属みたいにしてた時。凄かった。

現実には表現できないものが作り出せる。貪欲なクリエイター達がその技術を手に入れたとき、まず行き着く先は何か。決まってる。エ口だ。
故に僕が最初に家族内で気恥ずかしい空気をを味わったのもCGで、その時のことは今でも割と覚えてる。

金曜か土曜か。とりあえず夜9時からの洋画放送。家族揃ってみていたらそれがソフトなエ口が満載のコメディで家族内で気まずい空気全開。急にチャンネル変えるのもアレだし放っておいたら男と女がベッドに倒れ込んで画面がチェンジ。

間接的に表現するなら体内を舞台とした白いおたまじゃくしの徒競走画面。ゴールに向かって皆が競争。文字通りの生存競争。何故かそいつらは個々に喋れてて、数々のライバルに向かって『負けねぇぜー!』とか言ってる。もう皆脱落すればいいのに。

するとその長い徒競走画面を見てた、当時小学校低学年の弟が当然の疑問として僕に訊いてくる。

『なぁなぁ。アレ何?(澄んだ目で)』

時間が凍る。家族が止まる。微妙な空気が加速する。『赤ちゃんは何処から来るの?』なんて質問ですらない。コウノトリもキャベツ畑も使えない。弟は目の前の"ザ・そのもの"について質問している。難しすぎる。訊くのか。僕に。中一の僕に。よし。解った。オーケイ。答えよう。聞け。

CGだ。最近のは良くできてるなー。(死んだ目で)」

主語を抜いた。あぁ、逃げたさ。