育成。
人件費のコストとしては抑えられるかもしれないけど、団塊の世代が大量退職することで失われる技術や知識というのは思ってる以上に深刻なものだ。直接影響が無いように見える会社でも、その仕事先や提携先で結構な弊害が出てくるのは間違いない。
技術職や専門職というのは、個々の『職人芸』ともいえる部分で、スピードや精度や仕上がりの違いが絶対に存在する。専門的な知識と技術があるからこそ専門職なのであって、概ねそういう作業には結構なストイックさが必要とされる。雇用する側もされる側も『パンがなければケーキを食べればいいじゃない。』的な発想が割とある現在、ただでさえ難しいノウハウ継承、さらにそのマニュアル化となれば異常に難しいのは当たり前であり、日本で働く歯車の一部としては、せめて自分にそのしわ寄せがこないことを祈るしかない。
伝統工芸など昔の日本に普通にあった技術が、現在は博物館でしか見れないとか割とありがちだ。今普通に存在してる技術が、数十年後には博物館や海外でしか見れないようになってる未来をあまり想像したくはない。
…言葉が固い。言い換えよう。
江戸時代のエ□本である春画ですらアートに認定されてしまうのだ。超絶技巧で作られた美少女フィギュアが、過去日本に存在したロストテクノロジーとして、博物館にライトアップされ展示されるような濁りきった未来を想像したくはない。