« ご提案。 | メイン | その選択肢。 »

僕はとても良識のある一般人です。

地元の同い年だけが参加する飲み会があるから、絶対に来るようにと電話を受ける。場所は友達の家(飲食店)の宴会場。多分酷い飲み会になるだろうという確信めいた予想があったけど、案の定酷かった。

総勢25人くらいだったけど、友達の奥さん2人を除く全員が男。そして幹事が元ヤンなので集まった8割以上が元ヤン。ジャージ比率の高さと、まだ素面なのに飛び交ってる猥語。間違いない。ここは魔窟だ。

小さい頃から慣れ親しんだ店なので、準備を手伝いつつ飲み会を始める。経験上酔っ払うとロクなことにならないと判断、病み上がりなのをやたら会話に織りまぜることにした。卑怯と罵られても構わない。コイツらに付き合うと明日一日を後悔で過ごすことになる。

最初は良かった。久しぶりに食べた店の鍋も相変わらず美味かったし、ビールも冷えてて緩やかに酔える。見た目がアレでも結構みんな丸くなったんだなーとか、このまま綺麗に終われそうじゃね?とか、その瞬間までは思ってた。


きっかけは、ジュースと割って飲むために買ってきたらしい『大樹氷』の4リットルボトル(度数25)が出てきた時だった。とにかく容量がひたすら多く、無駄に度数が高くて、嗅ぐとアルコールの匂いしかしない、つまりそういう焼酎だ。

丁度その時、遅れて到着した友人が襖を開けて登場。
馬鹿が一人掛け声をあげる。
『駆けつけ一杯!』
馬鹿がもう一人叫ぶ。
『コレ(大樹氷)でいいやろ!』
馬鹿がさらにもう一人はやし立てる。
『○○君はロックで飲むって!やっぱ格好ええー!!』

煽られた友人、一気飲み開始→さらにもう一杯飲まされる→速攻で潰れそうになった友人、次のコールがかかる前に煽った人間に次の一気を指名する。当然ロック→指名されて一気させられた友人、さらに次の一気を指名する→以下、全く同じことが繰り返される→地獄、スタート☆

結果:4リットルが十数分で空。


最終的にはロック用の氷入れに注いで一気飲み勝負になってたので、当然の如く何人かが壊れた。あっさり眠りにつく者。やたら積極的に服を脱ごうとする者。それを止めようとする者。止めに入った人間をさらに脱がせようとする者。慣れてるのか速攻吐いてまた戻ってくるもの。慣れてないのか顔を赤黒くしながら『なんかクラクラする』と呟いてる者。『コレ美味い。ちょー美味い。』とひたすら呟きながら食事に没頭するようになった者。外に出たまま帰って来ない者。猥語がさらに飛び交い、奥さん2人をドン引きさせつつ、一気にグダグダになって終了した。やはり考えが甘かった。完全に予定調和だ。


とりあえず解散した後は、店の後片付けを手伝うことにした。
この優しさに惚れるといい。