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そうだ忘れないで生きる喜び。

アニメやマンガでは、アイデアの枯渇からか時事ネタを取り上げることがたまにある。現在一般ピーポー的に気になる話題といえば、やっぱり原材料費の高騰じゃないだろうか。本当に色んなものが値上げされてる。特に食品に関しては、10年単位で上がらなかったものまで値上げしてて、今後も下がる気配が感じられない。本当に困ったものだ。

ここで思い出して欲しい。愛と勇気だけが友達のヒーロー、我らがアンパンマンを。どう考えても被害は避けられない。主に維持的な理由で。さらに忘れてはならないのが、ジャムおじさんが善良な市民である事実。彼はきっと苦悩する。原材料費分の値上げ分を商品へ上乗せすることを。何とか企業努力で抑えることが出来ないかと、頭を悩ませるに違いないのだ。

そしてその姿を見てしまうアンパンマン。彼も同じく答えの出ない現実に悩み苦しむのだろう。天秤に掛けられている原材料費とは、イコール自分の存在維持。だが困っている人を救う事は、自分にとっての存在証明。30分番組の2回ベースで顔を取り替える自分が、軽々しく『値上げしましょう。』などとは口が裂けても言えない。悩んだ末にアンパンマンは、ジャムおじさんにこう伝えるのだ。

「ジャムおじさん。僕の顔に使ってるパンの質を落としてください。」
『何を言ってるんだ!?そんな事できるはず無いだろう!!』
「分かってます。でもこのままじゃパン工場も危ない。困ってる人を助けるために、自分にとって本当に大切な人を苦しめる訳にはいかないんだ!」
『アンパンマン…。』

そして落とされた小麦の質。作り置きによるコスト低下と、我慢を重ねることで徐々に頻度が下がっていく顔の交換サイクル。だがこれこそがバイキンマンの巧妙な罠だった。自分の特性を生かした、菌と酵素によるバイオエネルギーを開発したバイキンマン。エコという"悪では無い大義名分"を作り、正攻法の絡め手という今までとは全く違うアプローチで、アンパンマンとパン工場を苦しめていく。追いつめられた末、彼らの出した結論とは!?

「はは…。これじゃあ、残パンマンですよね…。」

劇場版の脚本プロットとしてお使いください。