暑いと言ってた。
ものすごく久しぶりの大雪だ。常日頃から「もっと雪降って欲しい。雪だるまとか作りたい。」とか発言している、冬の妖精さんたる僕だ。雪景色に心震わせ、気合いを入れて外に出て、一切何も作らなかった。滑る。寒い。歩きにくい。自分の中の大事な部分が死に絶えた瞬間だった。ビールを買って帰ったよ。
外へ出た時には既に雪が溶けかけてたので、地面がグズグズで大変だった。こわごわとしか歩くことができない。もっと歩きやすい靴を履いてくるんだったと後悔していると、鉄板入りの長靴を履き、何重にも服を着込んだ、まるでサンタの様な体型になった母上が、悠々と歩き去っていった。
あぁ、冬の妖精を返上しなければ。あれこそ雪ダルマン。