ハイ、ソニー。というキメ言葉には無理があると思うんです。
家電量販店とホームセンターには、幼心に置いてきたワクワク感にも似た、形容しがたき夢が詰まってる。なので休日に時間があれば買う気も無いのにフラフラと入ってしまうことがたまにある。
家電量販店のデジカメコーナーを歩いていると、コンパニオンらしき人がマイクを持って新商品の説明をしていた。ソニーが好きなので『サイバーショット』のコーナーを重点的に見て歩く。最近では笑顔を検出して自動的にシャッターを切ってくれたりもする。世界中の笑顔というものを多角的に分析して知識化した素晴らしい技術。ヘンテコ機能も大好きな身として思わずニヤついてしまう。
ピピッ、カシャ!
音がした。視線を上にあげる。目の前にあるのはサイバーショットと、それに繋げられたモニター。ついでにモニターに映ってるのは、見慣れた人の変な顔。気付いた数秒後には撮影モードにまた移行。状況を一瞬で理解し、とっさにしかめっ面をした。笑顔で無ければ大丈夫。笑顔どころか、牙を剥くような口元ですよ。
ピピッ、カシャ!
状況を見てたコンパニオンにも笑われた。