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面倒なお客様。

僕が勤めてる会社の社長は、「どんなサービスでも契約は簡単にさせるくせに、解約の手続きだけは面倒くさくしやがって。」などと、色々な文句をよく言う人だ。中でも大きい会社が設置しているような電話サービスがとても嫌いらしく、『あいつら人によって絶対に対応の仕方を変えとる!!』というのが持論だ。誰に対しても一定のやり取りをしてるなら文句は無いらしい。それって自分が受けた対応の良し悪しにしか判断基準が無いような気がするんだけど、雇用主相手にわざわざそんなことを言う必要もない。

そんな社長から調べて欲しいことがあると直々に拝命したので、某会社の電話オペレーターさんへ連絡して、色々と話を訊いていた。その話の中で、どうやらあるサービスを受けるのに1ヶ月の待ち時間がかかることが判明。僕の電話応対で漏れた声を聞いたのか、社長が瞬時に沸騰した。「1ヶ月ゥッ!?」

いきなり始まった対応への文句タイム。受話器を耳に当てているのは僕だけど、すぐそばで大声を出しているので、電話越しのオペレーターさんにも聞こえているみたいだ。『ど、どうさせて頂きましょうか?』と若干怯えていらっしゃる。かわいそうに。僕は慣れてるので、これが実は怒ってないのも理解できてる。ただ不満を述べてるだけなのだ。非常に判りづらいけども。

正当な理由さえあれば納得するので、とりあえず「何か代替案はありませんか?」とたずねて、新しい方法を提示してもらった。多少の手間とお金がかかるけど、どうやら何とかなりそうだ。電話の終了間際、『社長様にもよろしくお伝えください…』などと言われてしまったので、何かフォローをしておいたほうがいいかなー、なんて思った。今なら社長も席を外している。さて、何て言おうか。

「ホントすいませんね。更年期障害なんです。」
すごく返答に困ってた。