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今日という日を何かの始まりにしている人も多いはずだ。日本では会計年度の初日。特に新社会人は今まで自分を構成していた世界が劇的に変化する月でもあるので、新年度を始めるにあたって、自分が生活するうえでのルールを決めてみるのもいいかもしれない。
僕は去年の今日に『なるべく多くのありがとうを言う』ルールを自分に課してみた。『大きい声で挨拶をする』とかでも良かったんだけど、諸事情あってそっちはやめた。別に大した理由でもない。社会に出ると挨拶の重要性をものすごく認識するんだけど、基本僕の仕事はパソコンの前なので、人と触れ合う時間が少ない。まずは『挨拶』より頻度が多そうな『お礼』を重要視しようかなーと考えただけだ。
ありがとうを習慣化しようと思ったのは、学生時代に聞いた、とある先生の話を思い出したから。その先生の近所には、物凄く愛想の悪いお爺さんがいるらしい。農家の人で毎朝田んぼに出ているので、先生は毎朝横を通るたびに挨拶をするんだけど、絶対に返事をしないそうだ。それでも諦めず毎日挨拶を繰り返していたら、先生の家にお爺さんからお歳暮が届いたんだって。ビックリしつつも次の日に先生が「お歳暮ありがとうございます」と言ったら、「こちらこそいつもありがとう」と返してくれたらしい。凄く嬉しかったと言ってたよ。
挨拶やお礼。たった一言だけど、ほんの少しだけ自分と他人との距離を縮めてくれる大切な手段。この手軽なコミュニケーションを上手く活用できれば、世界はもう少しだけ明るくなるはずだ。僕は昨日までの一年で『ありがとう』はもう習慣化したから、今年度からはそこに大きい声で挨拶をしていければいいかなーって地味に考えてる。ちょっと恥ずかしいんだけど、ここまで全部が嘘。