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相手を労わるその気持ち。

よく父上が「こんな書類作ってくれー」とか言ってくるので、下書きだけ事前に書いてもらって、レイアウトと印刷は僕がするみたいな事をたまにしてる。今日もそういう作業をするはずだったんだけど、僕が帰宅したら、そこには自分で書類を作ろうと奮闘している父上の姿があった。最近僕が忙しいからだろうか。いつもなら既に寝ている時刻なのに。

とりあえず晩御飯を急いで胃に詰め込み、いそいそと「交代するよー。」と声を掛ける。「おぅ、ここから頼むなー」と言われつつ席に着くと、そこには”分からないながらも頑張った感”が存分に滲み出る書類があった。

文字のみの数ページに渡る文章。開いているソフトはExcel。セル内の改行もせずに、というか出来ずに、1行ごとに区切ってある。涙ぐましい努力だ。Wordの存在に気付かなかったはずは無いんだろうけど、気持ちは分からなくもない。マス目がとっつきやすかったんだろな。

さて、ここからは僕の仕事だ。まずは「じゃあ今から使うソフト変えるから」をオブラートに包んで伝えるとこからだな。努力全否定。