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つまらないものですが。

お土産というのはステキな文化だ。食べ物系ならなお嬉しい。お饅頭とか焼き菓子とか、なんとなく"お土産っぽい味"がするものって、基本自分が食べるために買うことが少ないから、たまに貰うと嬉しいというか。駅に行けば売ってるようなお土産でも、貰うことによる嬉しさがあると、美味しく感じるのは僕だけだろうか。

僕の両親が好きなお土産があって、名前を『御座候(ござそうろう)』という。全国の百貨店とか駅構内で買えるようなお菓子で、つまりは『回転焼き』とか『大判焼き』とか『今川焼き』とか呼ばれる類のお菓子だ。実家近くの線路沿線にも販売店があるので、お土産に買って帰ることが結構ある。というか、むしろそれを買って来いと注文されてお土産にしてる。両親も出かけた際には大体買ってるそうだ。冷凍して保存。日々のオヤツにするらしい。

『赤あん』と『白あん』があるので、いつも7対3くらいの割合で購入。家に持ち帰って母上に渡せば、フタを開けながら「じゃあ赤と白どっち食べる?」と必ず聞いてくる。正直どっちでもいいので「どっちでも。」と答えれば、「じゃあ白の方にしとくなー」と言って、必ず白あんを渡してくるのだ。

同じようなやりとりを、何度も何度もしている。母上いわく「キュウイチは白の方が好きと言ってたし。」とのことだけど、正直言った覚えがない。むしろ赤の方が好きと言い切って間違いない。多分両親共に赤あんが好きだから、白あんを押しつけたいあまり、母上が自分の記憶を改変したんじゃないだろうか。

となると白あん好きは居ない訳で、じゃあ買うときに最初から全部を赤にしろよという話なんだけど、今後とも変わらずの割合で買って帰ると思う。特に理由もないけれど、その会話のやりとり含めて、ようやくお土産になった、みたいな。