« クロコダイル・ダンディー。 | メイン | 115歳には見えない貴方。 »

自由の象徴。

自由と聞いて浮かんでくるもの。例えば『旅』なんてのはいい例だ。開放感という意味でとても自由。抑圧から解き放たれるという意味では、『無職』も相当なレベルで自由度は高いけれども、なぜかあんまり幸せなイメージが湧いてこない不思議。意味としては『旅人』とほぼ同義なのに。資本社会の弊害だろうか。

でもやっぱり自由という言葉を、一番端的かつ象徴しているものは『自由の女神』な気がする。ニューヨークにある自由の女神は、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランスから贈呈されたそうだ。パリやラスベガスにもレプリカがあるし、東京のお台場にもフランス政府公認のレプリカが建ってる。この『台場の女神』にだけ漂ってる、隠し切れない場違い感は何なんだろうね。

サイズにさえこだわらなければ、自由の女神を見る機会は結構多い。少なくても日本国内においては、見たくもないのに見れてしまう事が多々ある。外観がケバい施設に高確率で鎮座してるプチ自由の女神。一番多いのはやっぱりパチンコ屋だろうか。確かに目立つ。自由のベクトルを間違えてる女神だけれど。

そのベクトルを間違えたという点で、一カ所変な場所を知っている。ラーメン屋さんだ。なんとそのラーメン屋さんの屋根にも自由の女神が付いている。さらに凄まじいのは、そのラーメン屋さんがパチンコ屋の中にあるという事実。

少しだけ補足しておく。パチンコ屋は現在営業していない。つまりだ、正確に表記するなら『潰れたパチンコ屋の中で、大したリフォームもせずに、ラーメン店を開業した』となる。自由の女神を付けたのではなく、自由の女神が付いてた施設でラーメン屋を始めたために、自由の女神が屋根に鎮座しているという。確かにどこに店を構えようが、それこそオーナーの自由な訳で、僕がアレコレ言う資格は存在しない。潰れてさえいなければ、今日も巨大な空間のほんの片隅で営業していることだろう。

美味しかろうが、勝利の女神は微笑まないと思うけれど。