115歳には見えない貴方。
英題で『Sleeping Beauty』と呼ばれるとても有名な童話がある。今さら説明するまでもなく『眠れる森の美女』なんだけど、何度見てもこの邦題はとても秀逸。他にも『眠り姫』だとか『茨姫』とも呼ばれるけど、語呂の良さやロマンチックさ、表現できているニュアンスの加減、どれをとっても『眠れる森の美女』には敵わない。
大袈裟かもしれないけど、この邦題が無かったら日本での認知度は今よりも低かったと僕は思うし、もし『寝たきり姫』なんていうタイトルだったなら、個人的には見たいけど確実に売れてはいないだろう。英語のレベルが『This is Pen』で止まっている僕なので、外国の言葉を日本語に組み替える翻訳家という職業には、とても強い憧れを感じる。
特に映画や絵本などの"短くニュアンスを伝える必要がある翻訳"は、素人目ですら難しい作業なのが容易に想像できる。特に映画は昔より翻訳が難しくなってるそうだ。ゆとり教育の弊害でもある。読むのが追いつかないので、文字数に以前よりも制限が加えられたり、理解ができないので難しい言葉や歴史上の出来事も使い辛いとか。相手に対してより深く伝えることができる最適な日本語が使えない。なかなか困った問題だ。
そのせいで本来の映画の面白さが半減してる部分もあるだろうけど、それが間違ってるかどうかすら分からず、作者の意図している部分を理解しきれない状態で楽しんでるのかと思うと、なんとなく悲しい。映画は字幕で鑑賞派だけれど、ニュアンスの違いで結末後に抱く感慨も違う事を考えれば、無理して英語の字幕を見なくても、日本語吹き替えでいいのかなーという気もする。でもそうするとまた活字離れが増えるのよね。悪循環。
とりあえずみんな本を読もうじゃないか。まずは日本語をしっかり覚えて語弊を増やすのが先決。最近では日本語のニュアンスすら伝えきれない人が多いから困る。昨日初めて合った人もそうだった。年齢を訊かれたので「25歳です。」と正直に答えたら「25歳っ!そんなに若いんですかっ!?」とか言われた。
後で必死にフォローされたけど、どうやら僕が実年齢より随分落ち着いて見える事を伝えたかったらしい。その辺のニュアンス程度、ちゃんと伝えてもらわないと困るよ君。
老けてなんかない。