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それはさながらドラマ収録の如き勢いで。

家の近くに大きいスーパーと、それを取り囲むように個人商店が並んでる場所がある。どちらに優劣があるというわけもなく、一長一短だと思うので、消費者の権利を振りかざし、必要なものを必要な場所で買っている。豆腐屋の豆腐はうんまいですね。

週末はスーパーで鮭が三匹300円だった。鮭は結構好きなので、買って帰ることにする。店を出て個人商店が立ち並ぶ場所を通ると、魚屋のオバちゃんが声を掛けてきた。

「兄ちゃん。この鮭一匹で220円やで!美味しいし買ってきー?」

その日オススメだったらしいその商品。確かに良さげな鮭が並んでいる。スーパーで見たものより遥かに大きいし、美味しそう。とはいえ鮭はさっき購入済。おまけに値段も随分違う。小市民を自称してる&他称されてる身なので、どちらにせよ三匹300円の方を買った気がする。今日は丁重にお断りしよう。

「や、今日は大丈夫です。また今度買いますよー!」

サワヤカ&ニコヤカに断ったつもりだったけど、持ってたスーパーの袋がお気に召さなかったらしい。眉間に皺を寄せて「ウチのはスーパーのヤツとは"モノ"が違うんや…!」と軽く捨て台詞を吐かれた。どんだけ対立姿勢打ち出してんの。