自身分身。
ペットは飼い主に似るというけど、やはり犬に一番その傾向を感じる。単純に人間に一番近い存在で、感情の表現が判り易いからだけども。犬が似てくるのか飼い主が似てくるのかはさておき、自分の嫌いな犬種をわざわざ飼ったりする人は非常に少ない。意識的にしろ無意識にしろ、自分に似てるペットを選んじゃうものかもしれない。
公園で異常に細くて大きい犬が散歩していた。何をどうすればそうなるのかという体型で、触りたいかと言われれば即座に断ってしまいそうな犬。そんなワンちゃんの飼い主は、その犬と反比例するほどカロリー過多なご婦人だった。単体で見ると両方アンバランスなのに、合わさって見ると不思議と調和が…やっぱ取れてない。デッサンがおかしい。
もしかしたら飼う時に、自分に無いものを求めたのかもしれない。人間は「自分に似てる人を好きになる」とか言うけれど、それとは逆に「自分と正反対だから好きになった」とも言うし。これはこれでバランスが取れているのかもしれんね。
ふと横に目をやると、同じくミニチュアダックスを散歩させてるおばあちゃん。並んでるのを見るとなんか和む。このダックスはおばあちゃんに似てるとか言われてそうだ。でもさっきから全然動いてない。何でだろう。
よく見るとミニチュアダックスは地面にお腹を引っ付け、イケメン2人をガン見していた。飼い主のおばあちゃんが「ホラ、行くよ!」とリードを強めに引っ張っても、完全に無視。イケメン達も「オレら、めっちゃ見られてる…。」とか話してる。もの凄い熱視線だ。本能に忠実に生きてるなー。
…おばあちゃん(酷い偏見)