適材適書。
大阪の中之島という場所には、中央公会堂とか、日本銀行大阪支店とか、レトロでステキな建物が数多く存在している。中之島図書館もそのひとつで、国の重要文化財にもなっているその姿は非常に美しい。仕事でたまたま行く用事が出来たので、ワクワクしながら出かけることにした。
今まで行ったことが無いので、向かう道中も想像が膨らんで仕方ない。明治とか大正に出来た建物って、基本的に雰囲気がとても良い。水まわりは最新が嬉しいけど、建物の外観とか内観は、もっとこんなのが増えればいいのにといつも思ってる。
そんな益体も無い事を考えてるうちに到着。利用の仕方もまったく分からないけど、多分訊けば大丈夫だろう。封鎖された巨大な正面玄関の横にある小さい入口をくぐって中へ。受付にオバちゃんが座ってる。「はじめての来館者は受付にて説明を受けてください」とか書いてあるし、早速訊いてみようかな。
「あのですn…」
『はいいらっしゃいー!どうぞー!コレ鍵ねー!自習室は3階やからねー!!』
訊くタイミングを完璧に外されて中へ通される。鍵はロッカーのものっぽい。貴重品は仕舞っておけということなんだろう。ロッカーの場所すら確認してないけど、戻るのも何なのでそのまま進む。図書館の受付とか静かなイメージしか無かったけど、どうやらそうでもないようだ。なんにせよ嬉しいのでくまなく歩き回る。思ったより広くないけど、中身は想像以上に"ソレ"っぽい。やべー惚れる。
ちょっとした調べものだったので、用事はすぐ済んだ。本も借りずに済みそうだ。天気が良かったせいか、仕様なのか、昼寝している人が多かった。静かだし、丁度いい風も通ってたので、気持ちは分からなくもない。明治の時代にタイムスリップしたかのようだ。
ノスタルジックな気持ちになりつつ、出口へと向かう。さっきのオバちゃんはまだ居て、ちょうど入口に来たお兄さんに話しかけてるとこだった。
『ホラそこの兄ちゃん、そんなヴィトンのバッグとか危ないて!!そーいうのはそこのロッカーに入れときてー!!』
何かココだけ世界が違うな。