ミーンミンミンミン。
セミ採りをしてる少年をよく見かける。見かける時間と場所も大体同じ。僕が昼休憩に外へ出ると、結構な確率で虫網を持って奮闘しているのだ。先週も3回ほど見かけた。付き添いの大人がいるんだけど、何故か毎回別の人がそばにいるのがちょっと不思議。偉い人のお子様で、夏休みに部下が日替わりで面倒見てるとかだろうか。
オフィス街の街路樹で、一人セミの捕獲に奔走する少年。なかなか違和感溢れる光景だ。ゲームに没頭してる子供に比べれば健康的だけれども、やはりセミ採りは緑と土の溢れる場所で、数人の友達と走り回ってこそですよ。これではセミの魅力が発揮できない。
セミの魅力というのは、例えば虫カゴの中に全員で採ったセミをギチギチに詰め込み、それを大人に見せてドン引きさせたり、誰か一人の服にセミをぶら下げまくって、あまりの気持ち悪さに本人達すら「キメェ!」と言い残して、被害者を置いて逃げ去るといった、今考えると遊びじゃない側面が多すぎるダーティプレイ。まぁとにかく、セミの価値が最大限に発揮されるのは『数によるドン引き』であり、多分コレは永劫不滅。
今目の前にいる少年は一人寂しく頑張っている。虫かごの中身は未だゼロ。今も網を振り回して採ろうとしたが逃げられたようだ。本日の付き添いであろう40代くらいのオバちゃんが、少年にちょっとした説明をしている。
大人「今飛んでった透明な羽のヤツがクマゼミ。わかった?」
子供「わかるか○○(暴言)」
ドン引きですよ。