めちゃイケ。
その商品は『イケメン丼』と名付けられていた。何がどうイケメンなのかは分からないが、目の前に陳列されている陶器製の丼には、間違いなくそう冠されていた。もしこれを見たのがヴィレッジヴァンガードであったならば、半笑いで通り過ぎて終了していたところだけど、僕がそのイケてる丼を見たのは、困ったことに百貨店だった。
商品説明用のポップがあったので少しばかり眺めてみると、イケメン18人が共同開発したイケてる波佐見焼の丼であるらしい。イケメン丼には6種のポイントがあり、何だか色々と書いてあったが、要約するならとにかく全部がイケてるよ?と書いてあった。いっそ清清しいほどのプッシュ。男前豆腐店と同じ方向なんだろうか。
贈り物にどうぞみたいな形で、色んな用途が書いてあった。『出産』『長寿』『結婚式のお祝い』『年中行事』などなど。確かに陶器の器は様々な用途に使われる。贈り物としての無難さにおいては、他の追随を許さないほどの地位を確立していると言ってもいい。ただあくまで素人としての判断で、敢えて苦言を呈するなら、用途項目の一つに存在していた、『弔事』には明らかに向いてないと思う。
逝けメンじゃないか。