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おつかれさまでした。

一部でプロリハビラーと揶揄されていた、オリックスの清原が現役引退したそうで、イチローが来たり長渕剛が来たりと豪華な幕引きをしたみたいだ。清原が西部時代だったころ、ライオンズファンという『設定』にしていた事もあり、ちょっとだけ感慨深い。

僕は小学生の頃に少年野球をやっていた。野球ファンにはとても申し訳ない話だけれど、その時から現在に至るまで、実は野球をするのも見るのも驚くほど興味が無い。僕が少年野球を始めたキッカケが、冗談抜きで「タコ焼きとファンタあげるよ。」だったくらい。動機が心底不純でも、始めた事は最後までするタイプだったので、一応頑張るのだけど、当然問題も出てきたりする。僕以外が全員野球好き。

関西には『阪神タイガース愛』がマジであるため、「どこの球団好き?」という質問には気軽に答えにくかった。考えすぎかもしれないけど、少なくとも僕の父上は「自営業で客商売なんやから、オレはどこの球団が好きとかは言わない」と公言してた。そんな理由からか、僕も子供心に「迂闊に答えるな」という認識があったのだ。しかも選手に関して話を振られても全く答えることができない。ナイター延長で9時からのテレビ番組が潰れる事も多かったので、むしろ野球中継は嫌いだった。本当に有名どころの選手を数名知ってる程度の知識。そこでキュウイチ少年は、表向きにある一個人を応援することにした。

それが清原だった。それくらい当時の人気は凄かったし、しかも西部は阪神と違ってパ・リーグだった。『清原が好きだからライオンズファン』という簡単な図式。単純であるからこそ納得され、深追いもされなかった。野球に興味が無いのにライオンズの帽子とメガホンを持っている不思議な子供がここに誕生する。当時10歳の出来事。

野球を辞めてからは、当然テレビ中継もほとんど見てない。だからドンドン下降していった成績も、揶揄されるほど長く続いたリハビリ生活も関係ない。ファンのように熱狂も失望もしない。今後変わることもなく、僕の生涯で一番好きだった選手はきっと清原。