好奇心の速度。
休日らしく繁華街をブラブラとしていたら、ふと現れた人の壁。ビルの前なんだけど人がどっさりと溢れているせいで、何故混み合っているのかがさっぱり分からない。ふと横を見ると今度は行列。店に入るためと考えるのが妥当だろうか。
丁度その行列のそばにあったレストランで食事をする予定だったので、中に入って食事をする。ビーフシチューは幸せの味。窓際の席だったので件の行列が良く見えていたけれど、のんびりと過ごした1時間ほどの間も人が途切れることが全く無かった。そのうちスタッフが出てきて誘導を開始する有様。大して興味も無かったけど、流石にここまでくるとモヤモヤする。何の行列なのか知りたくなってきた。
食事を済ませて外に出る。歩きつつ近付いていくと、スタッフのお兄さんは近くのお店の人と少し話しているようだった。「大変ですねぇ」なんて会話も聞こえてきた。お、会話が途絶えた。訊くなら今だな。
「なぁ兄ちゃん。この行列なんなん?」
「あ…。○○ってブランド(名前がよく聞こえなかった)のセールになります。」
「ふーん。」
訊こうと思った僕の目の前に、自転車に乗ったオジさんが急に現れ、スタッフのお兄さんに尋ねやがった。深く考えないでとりあえず訊いてみただけらしく、それ以上突っ込めないのか、オジさんの会話はそこで終了。僕が会話を引き継いで「で、どんな商品置いてるんですか?」とか「どれくらい値引いてるんですか?」とか横から訊くのも変すぎるので、色んなタイミングを逃しつつその場を後にした。
当初のモヤモヤは晴れたが、別の意味でさらにモヤモヤ。